フェイクレザー
ふぇいくれざー
アパレル副資材用語「フェイクレザー」の解説ページです。
フェイクレザーとは、本物の革に似た風合いを持つ人工的な素材で、主に衣服やバッグ、靴、アクセサリーなど多様に用いられます。合皮ともいいます。ナイロンやポリエステルの基布の上にポリウレタンなどの樹脂層を貼り合わせた「合成皮革」と生地の構造から天然皮革に似せて作る「人工皮革」の2種類があります。そういったフェイクレザーは、合成樹脂を使って作られた生地であることから、牛革などの天然皮革に比べ、価格が安く、柔らかく、また軽量でありながら高い防水性や耐久性を持っています。様々な色柄のバリエーションがあり、手入れも比較的簡単です。汚れが付いた場合は、柔らかい布を使って拭き取るだけでOKです。フェイクレザー生地は、環境にもやさしいと言われており、動物の皮革を使わないため、動物愛護にもつながります。また、フェイクレザーは天然皮革と違って型崩れしにくく、カビや虫食いの心配もなく、色落ちしにくいというメリットもあります。フェイクレザー生地は、本物の革と同じように縫製することができますが、針穴が目立ちやすいため、縫い目に注意する必要があります。